生花

生花とは

草木の出生を大事にしている花形です。
光に向かって伸びる枝、大地に根をつけ自然環境によって生育する姿を表現します。
伝統ある「生花正風体」と現代の暮らしに適応する「生花新風体」があります。

一種生

基本のいけ花です。草木の特徴をとらえ、その一番美しい時季にいけることが大切です。
自然に生えている草木が太陽に向かって立ち伸びようとする姿を生けます。

二種生

真・副に花のない時に花のある草木を添えて生ける、又一種で水際が寂しい時に別の花材を用いたり、主材の花の色が弱い時にも二種生けとします。

■ 交ぜ生け

三種生

昭和の中頃、生活環境の変化により色彩的にも表現的にも自由な生花として発展してきました。
花材の取り合わせにより、一種・二種では表現出来ない生花が表現できます。

生花五ヶ条

実物・葉物・蔓物之事

実の色や葉の形、蔓の動きなど心を動かされる作品です。

生花桜

桜は日本を代表とする花です。大きな大花瓶に生けます。

生花紅葉

赤く染まる山の景色を生花として生けます。花器は桜と同様に置生とします。

七種伝

変化形

生花新風体

かきつばた

池坊では四季のかきつばたのいけ方が伝わっています。